連携型博士研究人材育成推進部門

連携型博士研究人材総合育成システムの構築

1.本事業について
本事業は、北海道大学が代表機関として東北大学、名古屋大学とともに文部科学省「科学技術人材育成のコンソーシアムの構築事業(次世代研究者育成プログラム)」に申請、採択され、平成26年度にスタートした事業です。発足以来、3大学が「コンソーシアム」を形成し、互いの研究人材育成資源を結集して、多様な分野を対象にした次世代研究人材育成システムの構築を推進しています。

2.コンソーシアムの構想
我が国を代表する総合大学3校によるコンソーシアム、外部評価委員会、および研修先としての連携機関(海外連携大学・研究機関及び国内外の企業等)が一体となり、3大学が保有する充実した研究環境および人材育成のための資源を共有することで、博士研究人材が多様なキャリアパスを選択できる共通の科学技術人材育成プラットフォームを構築しつつ、流動性を促進する仕組みを担保しながら、次世代を担う研究者連携育成システムの構築します。今後の持続的に3大学が持つプログラムの共有、共催、参加枠提供などを推進し、コンソーシアムのさらなる充実を目指します。

3.コンソーシアムとしての人材育成の方針と理念
3大学が、これまでの研究および人材育成に関するノウハウの蓄積と資源を効果的に共有し、若手研究者の自律的環境における専門性の深化を一層促進させるとともに、国内外の多様な場においてその真価を発揮するための素養、即ち、国際性とトランスファラブルスキルを備えた次世代を担う科学技術人材の育成を行います。また、原則5年という比較的長期の育成期間を設定し、研究者として必要な基盤的素養を多角的に身につけることを促します。本事業は、任期付き助教等を対象とした「次世代研究者育成プログラム」とPD・DCを対象とした「イノベーション創出人材連携育成プログラム」の2種類のプログラムで構成されています。