「若手人材育成シンポジウム“シンフォスター2016”」を開催 しました!
平成28年1月28日(木)に北海道大学学術交流会館において,「若手人材育成シンポジウム”シンフォスター2016″」が開催されました。
本シンポジウムは,本学において実施している人材育成の取組担当者が一堂に会し,それらの事業間の更なる理解と連携を深め、あわせて学内外に対して北海道大学の人材育成活動をアピールすることを目的としています。平成20年度から継続して実施しており今年度で8回目の開催となりました。
今回のシンポジウムでは,「博士キャリア開発プラットフォームのグローバル化」というテーマのもと,山口総長からの冒頭挨拶の後,第1部では文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課長の柿田恭良氏より「博士人材を取り巻く現状と今後の政策の方向性」について,続いて,デール・カーネギー・トレーニング・ジャパン 代表取締役 グレッグ ストーリー氏からは企業が求める幹部人材の教育を長年行ってきている視点から日本人博士人材及び外国人博士人材がグローバルに活躍する上で必須となる移転可能スキルについて,最後に大阪大学 総長特命補佐・産学連携本部 特任教授 馬場章夫氏からは「社会・企業との協働による博士キャリア開発」と題して基調講演いただきました。
第2部では人材育成本部長 望月恒子教授より「博士人材育成プラットフォームのグローバル化に向けて」をテーマに,本学が今まで構築してきた主に日本人,及び日本語に堪能な外国人博士のキャリア開発支援事業をベースに据え,日本語に堪能でない外国人留学生博士に対する新たなキャリアプログラムの提供と,日本人博士の海外への飛躍を後押しする機能も付加した新たなプラットフォームの構築を目指す本学の取り組みについて紹介が行われました。
また第3部では第一部の基調講演者に加え,陶氏診療院院長 陶恵栄氏,日本アイ・ビー・エム株式会社 辻 智氏,本学の人材育成プログラムを経て現在株式会社東芝でご活躍中の宋 妍氏,本学工学系外国人留学生教育相談室のナタリア シュマコワ氏,本学大学院工学院博士後期課程中のアビジート ラワンカル氏を交えてそれぞれの立場からの貴重なご意見を頂戴し,本シンポジウムのテーマを元にパネルディスカッションが行われました。
今回のシンポジウムは東北大学,東京大学,静岡大学等からも参加があり,盛会のうちに終了し,本学独自の一貫した人材育成システムの構築に大きく寄与するものとなりました。今回のシンポジウム開催に当たり,ご配慮,ご協力を賜りました皆様に対しまして,書面ではございますが,あらためて御礼申し上げます。